体験記

【歴史好き親子の日帰り旅】久能山東照宮から登呂博物館まで静岡の魅力を満喫!

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「歴史好きな子どもに、楽しくて学びのある旅をさせたい」
「せっかくの休み、家族で静岡を満喫したいけど、どこに行けばいいのか迷う…」
そんな思いを抱えている親御さん、いませんか?

三毛猫ママ

今回訪れたのは、徳川家康ゆかりの「久能山東照宮」と、弥生時代の暮らしを体験できる「登呂博物館」。さらに、静岡ならではのしらす丼みかんジュースの出る蛇口みかんソフトクリームといったグルメも楽しむことができ、親も子も大満足の旅となりました。

この記事では、実際に訪れた経験をもとに、歴史に触れながらしっかり遊んで美味しいものも味わえる、親子での静岡日帰り旅プランを詳しくご紹介していきます。「どこに行けばいいかわからない」という方のヒントになれば嬉しいです!

久能山東照宮で家康公の偉業と歴史にふれる

徳川家康を祀る、歴史的に最も古い東照宮

久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)は、徳川家康を神として祀る全国の東照宮の中でも、最も早く創建された由緒ある神社です。1617年に家康が亡くなった翌年、遺命によりこの久能山の地に神として祀られたのが始まりとされています。

日光東照宮が完成する前から存在していたこの神社は、まさに「家康公が最初に眠った場所」。歴史好きな親子にとっては、教科書で見るだけではわからない“生きた歴史”を感じられるスポットとして、絶対に外せない名所です。

国宝に指定されている極彩色の社殿は、細部の彫刻や装飾まで見ごたえ抜群。子どもでも「すごい!きれい!」と声を上げるほどの美しさで、歴史を学ぶだけでなく、感性も刺激される素晴らしい場所です。

ロープウェイ or 1159段の石段!アクセスも旅の思い出に

久能山東照宮へのアクセス方法は2通りあり、これがまた旅の楽しみを広げてくれます。ひとつは日本平から出ている日本平ロープウェイを使うルート。そしてもうひとつは、麓から1159段の石段を自分の足で登っていくルートです。

私たちは行きも帰りもロープウェイで楽々アクセス。眼下に広がる駿河湾の景色は圧巻で、空中から眺める静岡の自然に「わぁ~!」と歓声があがりました。

神社境内で味わえる!みかんジュースの蛇口と絶品みかんソフト

久能山といえば「石垣いちご」が有名ですが、今回注目したいのは「みかん」にまつわるご当地グルメ!特に話題なのが、日本平ロープウェイ駅で楽しめる「みかんジュースが出る蛇口」です。

テレビなどでも取り上げられることが多く、子どもが大喜びするスポット。蛇口をひねると、コップに甘酸っぱいみかんジュースがトクトクと注がれてくる光景に、思わず大人も笑顔になってしまいます。

さらに、「みかんソフトクリーム」も絶品!さっぱりとした味わいの中に、みかんの爽やかな風味がしっかりと感じられて、暑い日には特におすすめ。

静岡名物「しらす丼」を楽しむランチタイム

久能山東照宮の参拝後にぴったりなご当地グルメ

歴史に触れてしっかり歩いたあとは、やっぱりお腹がすきますよね。静岡といえば新鮮な魚介類が有名ですが、なかでもおすすめなのが、駿河湾のしらすをたっぷり使った「しらす丼」です。

私たちは久能山東照宮を訪れた後、ヒシダイ大石商店どんぶり工房で二色しらす丼をいただきました。ふわふわでほんのり甘い釜揚げしらすと、新鮮なまぐろ、それぞれの味わいが口の中で広がって、まさに静岡の海を丸ごと味わっているような贅沢な気分になれます。

子どもには少し塩気が強いかな?と思いきや、「おいしい!」とぱくぱく食べていて、予想以上の好評ぶりでした。栄養も豊富で、大人も子どもも満足できる一品です。

住所:静岡県静岡市駿河区高松3373

食事のあとは「静岡らしさ」を感じる土産探しも楽しい

ランチのあとは、お土産探しも楽しいひとときですよね。しらす丼を提供するどんぶり工房の隣にはヒシダイ大石商店があり、お店オリジナルのしらす加工品や佃煮、桜えびやお土産ギフトセットなどを販売しています。お土産に購入して帰れば、自宅でも静岡の味を楽しめますし、旅の余韻を長く味わうことができます。

また、周辺には「石垣いちご」や「静岡みかん」など地元特産のスイーツを扱うショップもあり、ちょっとした甘いものを買って車の中で食べるのもおすすめです。
静岡のグルメは、単なる観光の一部ではなく、その土地ならではの魅力を“味わう”体験として、旅全体をより充実したものにしてくれます。

静岡市立登呂博物館で弥生時代の暮らしを体験

実際に見て、歩いて、感じる!教科書で見たあの風景が目の前に

久能山東照宮で江戸時代を感じたあとは、静岡市内にある「登呂博物館」へ向かいました。ここは、社会の教科書でも登場する登呂遺跡の発掘地として知られており、弥生時代の集落や水田跡が実際に残っている全国的にも貴重な場所です。

博物館は遺跡に隣接していて、復元された竪穴住居高床倉庫、田んぼの模型などが敷地内に整備されており、誰でも自由に見学できます。草ぶき屋根の住居に実際に入ることもでき、子どもたちは「わあ、ここに人が住んでたの?」と目を輝かせていました。

まさに教科書の中に入ったような感覚で、机の上では感じられない“実感”を得ることができます。歴史に興味があるお子さんにとっては、きっと記憶に残る特別な体験になるでしょう。

住所: 静岡県静岡市駿河区登呂5丁目10−5

館内展示も充実!触れる展示と学びがいっぱい

登呂博物館の館内は、とてもわかりやすく整理されており、小さな子どもでも楽しめる工夫がたくさんあります。特に印象的だったのが、「さわれる展示」や「体験型の模型」が多いこと。例えば、弥生時代の道具を手にとって触れるコーナーや、米づくりに使った道具の使い方を学べるコーナーなどがありました。

展示室の中では、登呂遺跡の発掘の様子や、当時の人々の暮らしを再現したジオラマがあり、見る・読むだけでなく“感じる”展示が多いのが特徴です。展示の説明もふりがな付きで、子どもでも理解しやすい表現になっているのが親としても嬉しいポイント。

また、職員の方も親切で、質問にも丁寧に答えてくださり、「これ何に使うかわかるかな?」と子どもに声をかけてくれるなど、温かな雰囲気がとても印象的でした。

ワークショップやイベントも!親子で学ぶ楽しさが広がる

登呂博物館では、週末などに弥生時代をテーマにしたワークショップやイベントが開催されていることもあります。子ども向けの「火起こし体験」や「土器炊飯」などが行われています。

事前予約が必要なイベントもありますが、当日参加OKの体験も多く、遊びながら学べる機会が用意されているのはとてもありがたいです。

イベントに参加しなかった場合でも、外の広場でのびのびと遊んだり、のどかな風景の中で軽く散歩をしたりと、親子でゆっくりした時間を過ごすことができます。歴史に興味があるご家庭はもちろん、自然の中でリラックスしたい方にもおすすめのスポットです。

時間があればぜひ!日本平動物園でほっこり癒しタイム

旅の最後、まだ少し時間に余裕があったので、静岡市立日本平動物園にも立ち寄ってみました。大人620円、小中学生は150円というリーズナブルな料金ながら、施設内はとても充実していて驚きました。

特に人気なのは、ホッキョクグマが泳ぐ姿が間近で見られる「猛獣館299(にくきゅう)」。大きなシロクマが水中を自由に泳ぐ様子に、子どもたちは目を輝かせて大興奮!他にもレッサーパンダやキリンなど、おなじみの動物たちもたくさんいて、歩きながら自然と笑顔になれる時間でした。

学びやグルメのあとの“癒しの締めくくり”として、ちょっと立ち寄るにはとてもおすすめのスポットです。

住所:静岡県静岡市駿河区池田1767−6

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子どもも楽しめる静岡ならではの“ご褒美タイム”

静岡駅周辺で立ち寄りたい!「静岡みかん」のスイーツを味わおう

一日たっぷり遊んで学んだあとは、やっぱり甘いものが欲しくなりますよね。静岡といえば、いちごやお茶が有名ですが、今回特におすすめしたいのは「静岡みかん」を使ったスイーツたち。
特に静岡駅周辺やSA・PAなどでは、静岡みかんを使ったジュースやゼリー、プリンなどのご当地スイーツが数多く販売されています。

旅の締めくくりに地元の味をもう一度、という意味でも、ご当地スイーツをお土産やその場でのご褒美に選ぶのはとてもおすすめです。

サービスエリアや道の駅でも旅の余韻を味わえる

帰り道、まだちょっと元気が残っていれば、静岡の道の駅やサービスエリアに立ち寄るのもおすすめです。地元の特産品やお土産が充実していて、子ども向けのおやつやキャラクターグッズも取り揃えられています。

帰り道に立ち寄ったサービスエリアでは、桜えびのかきあげをいただきました。カラッと揚がったかきあげは、香ばしさと桜えびの旨みがぎゅっと詰まっていて、とても美味しかったです。
静岡ならではの海の恵みを感じられる一品で、旅の最後にぴったりの“ごほうびグルメ”になりました。

移動の合間に地元ならではの軽食を楽しんだり、トイレ休憩がてらお店をのぞいたりするだけでも、ちょっとした発見や楽しさがあります。“旅の終わり”を急がずに楽しむ工夫として、ぜひ取り入れてみてください。

静岡親子旅のまとめと次回に向けたヒント

一日で江戸時代と弥生時代を体験できる貴重な旅

今回の静岡親子旅では、久能山東照宮で江戸時代、登呂博物館で弥生時代という、異なる2つの時代を一日で体験できました。しかも、それぞれのスポットがただ「見る」だけでなく、歩いたり、触れたり、味わったりすることで、より深く歴史を楽しめる工夫がされているのが印象的でした。

大人にとっても歴史の復習になり、子どもにとっては教科書の世界がぐっと身近に感じられるきっかけに。こうした旅は、親子の会話も自然と弾み、知識を共有しながら楽しめる点でとても価値があります。

次の旅行に向けて「テーマを決めた旅」のススメ

今回のように、「歴史を感じる日帰り旅」というテーマを持った旅行は、移動ルートや訪問先を決めやすく、子どもも目的を持って楽しめるのが大きなメリットです。

次回は「戦国時代」や「明治時代」など、別の時代をテーマにした旅を考えてみても良いでしょう。静岡県内なら掛川城や焼津の小泉八雲記念館など、歴史スポットはまだまだたくさんあります。

また、季節ごとに変わる地元グルメやイベントを絡めてみると、さらに旅の幅が広がります。“ただの観光”から“体験と学びのある旅”へ。次の休日に向けて、親子で一緒にプランを練る時間も楽しみの一部になりそうですね。

親子の絆が深まる「ちょっと特別な日」を、また一緒に

移動の途中で笑い合ったり、初めての体験にドキドキしたり、思いがけない発見に目を輝かせたり…。今回の旅では、そんな日常ではなかなか得られない親子の時間をたくさん過ごすことができました。

「また行こうね」と自然に口にした子どもの言葉に、こちらも嬉しくなってしまいます。小さな旅でも、そこには大きな思い出と、親子の絆を深める力があるんだと、改めて実感できた一日でした。

静岡は、歴史・グルメ・学びがそろった親子旅の宝庫!

静岡での歴史テーマ日帰り旅は、思っていた以上に内容の濃い、満足度の高い一日となりました。
久能山東照宮では徳川家康公に想いを馳せ、しらす丼で地元の味を堪能し、登呂博物館でさらに時代をさかのぼり、日本平動物園で癒やされる。
そんな時間の旅を通して、親子それぞれに「学び」と「感動」が残る、充実した体験ができました。

静岡は都心からもアクセスがよく、日帰りでも無理なく楽しめる場所が豊富です。
ぜひ次のお休みには、テーマを決めた親子旅で、歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか?
きっと、家族の宝物になるような一日が待っていますよ。

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