「家族で大洗に潮干狩りに行ってみたいけど、混んでたらどうしよう…」「駐車場が満車だったら?」「せっかく来たのに入れなかったら子どもががっかりしそう…」
そんな不安を抱えている方、きっと少なくないのではないでしょうか?
実は、私もその一人でした。大洗のサンビーチでの潮干狩りを楽しみに、早起きして朝9時前には現地に向かっていたのですが…砂浜が見えてくると既に大渋滞。
道路から見えるサンビーチにはすでに人の波、駐車場には長い列。迷った末、我が家は潮干狩りを諦める決断をしました。
ですが、それで一日が台無しになったわけではありません!
むしろ結果的には、金丸釣具店で釣り竿をレンタルして釣りを楽しみ、めんたいパークで遊ぶという「第二プラン」が大成功。子どもたちは大喜び、親もリラックスできて大満足の一日になりました。
潮干狩りシーズンの大洗サンビーチは本当に混雑する?
朝9時前でも大混雑!人気スポットならではの現実


「早めに行けばなんとかなるかな」と思っていた私のような方、注意が必要です。
サンビーチのすぐ近くまで行ってみると、もう海辺には潮干狩りの人の山。駐車場も大渋滞で、入場待ちの車列が続いていました。これを見て「今日は潮干狩りは難しそう」と判断し、我が家は思い切ってプラン変更を決意しました。
駐車場の確保は至難の業!予約不可&満車続出
大洗サンビーチ周辺の駐車場は原則として予約不可で、早い者勝ちです。駐車場の数自体はそこそこあるのですが、潮干狩りシーズンには全国各地から観光客が訪れるため、すぐに満車になります。
現地で右往左往しながら駐車場を探すのは、正直かなりストレスがたまります。小さなお子さんが一緒だと、なおさら焦りが生まれてしまいますよね。こうしたリスクを考えると、事前に「もし入れなかった時の代替プラン」を用意しておくのが安心です。
それでも行きたい!混雑を避けるための3つのコツ
どうしても潮干狩りに挑戦したいという方のために、私が感じた「混雑回避のためのポイント」を3つご紹介します。
- 可能であれば平日に行く
土日祝日と比べると、平日の混雑はかなり緩やか。仕事や学校のスケジュールが許すなら、平日に狙いを定めて行くのがおすすめです。 - 開場時間より2時間以上早く到着を目指す
駐車場確保のためには、開場前に現地入りしておくことが重要です。できれば朝7時台には現地近くに到着するようにしておくと安心でしょう。 - 天気が微妙な日を狙うのも一手
曇り空や前日が雨だった日などは、少し人出が減る傾向があります。海での活動には気をつけつつ、あえて少し不安定な天候を狙うという手もあります。
潮干狩りを諦めて釣りへ!子どもも楽しめる海辺のプラン変更
プラン変更は「金丸釣具店」から始まった

サンビーチの混雑を見て「今日はもう無理だな」と判断した後、せっかく大洗まで来たのに何もせず帰るのはもったいない…と感じた私たち家族。
そこで見つけたのが「金丸釣具店」です。ここでは、初心者向けに竿とリール、仕掛けがセットになった釣り道具のレンタルが可能。店員さんもとても親切で、どこで釣ると釣れやすいか、どういう魚が今の時期に釣れるのかなども丁寧に教えてくれました。
手ぶらでOK、料金もリーズナブルで、観光ついでに楽しむにはぴったりの場所。潮干狩りができなくても「これなら子どもも楽しめそう」と、気持ちを切り替えることができました。





大洗で釣り体験!初心者でも安心な環境
道具を借りたあとは、金丸釣具店さんに教えてもらった釣りスポットへと向かいました。
この日は快晴。風は少し強かったものの、波の音を聞きながらのんびりと釣り糸を垂らすだけで、日々の忙しさをふと忘れさせてくれる、心地よいひとときとなりました。
私たちは釣り初心者ということもあり、残念ながら魚は一匹も釣れませんでしたが、それでも子どもたちは大満足。
餌をつけてみたり、竿を持って構えてみたり、海に向かって糸を垂らすその一つひとつの動作が「釣りをしている」という実感につながり、それだけでも十分に楽しかったようです。釣れなくても自然の中で家族と一緒に過ごす時間は、何よりの思い出になりました。


釣りは「家族全員で楽しめるアクティビティ」
釣りって「男性の趣味」「道具が多くて難しい」といったイメージを持っている方も多いかもしれません。でも、大洗のように環境が整っていて、初心者向けのサポートがある場所なら、むしろ家族連れにぴったりです。
子どもたちは「釣りをする」という非日常体験にワクワク、大人は自然の中でゆったりと過ごすことができ、普段とは違うコミュニケーションが生まれます。私たちも釣りをきっかけに、「次は道具を買ってまた来ようか」と話が盛り上がりました。
もし潮干狩りができなくても、「諦めて釣り」に切り替えることで、旅の満足度はぐっと上がります。むしろ、潮干狩りよりも釣りの方が気に入ったという声も少なくありません。柔軟な気持ちで楽しめば、きっと素敵な思い出になるはずです。
めんたいパークで子どもも大人も大満足!
釣りのあとは「めんたいパーク大洗」へ直行!

釣りを楽しんだあとは、せっかく大洗に来たならぜひ立ち寄りたいスポット、それがめんたいパーク大洗です。大洗港から車で約5分とアクセスも良好。無料で楽しめる施設ながら、見どころや体験がギュッと詰まっており、観光スポットとして大人気です。
施設の外観からしてインパクト抜群で、子どもたちも大はしゃぎ。「かねふく」が運営するこの施設では、明太子の製造工程がガラス越しに見学できたり、できたての明太子が試食できたりと、大人もワクワクするコンテンツが満載なんです。
潮干狩りができなかったガッカリ気分も、ここに来ればきっと吹き飛びますよ。
無料で楽しめる工場見学&できたて明太子の試食




施設内でまずおすすめしたいのが、明太子の製造工程が見られる工場見学ゾーン。ガラス越しに作業風景をじっくり見ることができ、「こんなふうに明太子って作られているんだ!」と、子どもも大人も思わず見入ってしまいます。


さらに嬉しいのが、できたて明太子の無料試食コーナー。普段スーパーで買う明太子とはまるで違う、ぷりぷりでフレッシュな味わいに感動します。辛さも控えめなので、明太子初心者の方やお子さまでも食べやすい味になっていますよ。

この日も試食で気に入った明太子を思わずお土産に購入してしまいました。お得な詰め合わせや、パーク限定の商品も多く、グルメ好きの方にも満足度の高い買い物ができます。

キッズ向けコーナーや明太子グルメでさらに充実



「めんたいこパーク大洗」は大人向けだけじゃありません。キッズコーナーやフォトスポットも用意されていて、ファミリー層の滞在をしっかりと考えられているのが嬉しいところ。大きな明太子のマスコット「タラピヨ」と一緒に写真を撮れば、SNS映えもばっちり!


また、施設内の軽食コーナーでは、明太子おにぎりや明太ソフトクリームといったユニークなグルメも楽しめます。中でも「ジャンボ明太子おにぎり」は本当にびっくりするほど大きさです。釣りのあとにちょっとお腹が空いたタイミングで、ここでの軽食タイムは最高です。
館内は冷暖房完備なので、夏の暑い日や雨の日でも快適に過ごせる点もポイント。どんな天気でも安心して楽しめる、まさに家族のお出かけにぴったりのスポットです。
帰り道に「道の駅いたこ」へ立ち寄って、旅の締めくく


釣りとめんたいこパークを楽しんだあとも、まだ時間に余裕があったので、帰り道に少し足をのばして「道の駅いたこ」にも立ち寄りました。ここもまた家族連れに人気のスポットで、休日だったこともあり、駐車場や施設内は多くの人で賑わっていました。





特に目を引いたのが、数台並んでいたキッチンカー!焼きたての軽食やスイーツが並び、どれも魅力的で目移りしてしまうほど。茨城県ならではの地元グルメや特産品も豊富に揃っていて、お土産選びも楽しく、大満足のショッピングタイムになりました。

そして子どもが盛り上がったのが、「道の駅ピンバッチガチャ」。小さなカプセルの中に詰まったご当地アイテムは、旅の思い出としてもしっかり心に残りました。


店内では、地元の特産品がずらりと並んでおり、なかでも印象的だったのが漬物の試食コーナーです。色とりどりの漬物がきれいに盛り付けられていて、見た目にも楽しく、どれから食べようか迷ってしまいます。
観光の合間や帰り道にふらっと立ち寄れる道の駅は、ちょっとした非日常感や発見があって、旅をより豊かにしてくれる存在です。もし時間に余裕があれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
潮干狩りがダメでも大洗は楽しめる!
子どもの笑顔が何よりの正解
予定していた潮干狩りができず、最初は子どもたちも少しガッカリしていました。でも釣りに挑戦した時の笑顔や、めんたいパークでソフトクリームを食べながらはしゃぐ姿を見て、「この旅、楽しかったなー」と心から思いました。
大人の感覚だと「予定していたことができなかった=失敗」と思いがちですが、子どもにとっては“今この瞬間を楽しめたかどうか”がすべてなんですよね。今回の旅は、まさにそんな「結果オーライ」の好例でした。
特に、釣りは家に帰ってからも話題になり、「また行こうね!」と何度も言ってくれたのが印象的でした。こうして新しい趣味や関心のきっかけになることも、旅の面白さのひとつです。
「潮干狩りじゃなくてもいい」と思えたら、楽しみはもっと広がる
もちろん、大洗の潮干狩りは魅力的ですし、体験する価値も十分あります。でも、万が一できなかったとしても、それで旅を諦めてしまうのは本当にもったいない。大洗には、潮干狩り以外にも魅力がたくさん詰まっています。
例えば、釣りやめんたいパークのほかにも、アクアワールド茨城県大洗水族館や、大洗磯前神社、海の見えるカフェなど、家族で楽しめるスポットが盛りだくさん。今回のように“柔軟な選択肢”を持っていれば、どんな状況でも「楽しい1日」に変えることができるのです。
まとめ:潮干狩りだけじゃない!柔軟な楽しみ方が大洗旅をもっと豊かにする
大洗の潮干狩りは確かに人気が高く、家族で楽しめる魅力的なアクティビティです。しかし、混雑や天候といった「コントロールできない要素」によって、思うようにいかないこともあるのが現実。
でも、そんな時こそ“諦める”ではなく“切り替える”という柔軟な発想が、旅をもっと楽しく、印象的なものに変えてくれます。
我が家が体験したように、潮干狩りを断念しても釣りやめんたいパークを満喫することは十分に可能ですし、むしろ「新しい発見ができた旅だった」と思えるような一日になりました。
ぜひこの記事を参考に、大洗への旅に「もしもの選択肢」を用意して、もっと自由に、もっと楽しく、家族の時間を充実させてくださいね!


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