千葉県一宮町にある「ちゃらこ屋」は、張り子や土人形、全国各地の郷土玩具が所狭しと並ぶ小さな専門店。
郷土玩具好きなら一度は訪れたい、温もりと懐かしさに包まれる場所です。
小さな店構えながら、店主の方の温かい人柄と、貴重な郷土玩具の数々にすっかり魅了されてしまいました。
ここでは、張り子や土人形の美しさだけでなく、その背景にある物語や技法についても教えていただくことができ、郷土玩具の奥深さを再発見する貴重な時間を過ごせました。
本記事では、一宮の「ちゃらこ屋」での体験をもとに、張り子や土人形に興味がある方に向けて、ぜひ足を運んでいただきたいその魅力をお伝えします。
一宮の小さな郷土玩具専門店「ちゃらこ屋」

一宮といえば海辺のサーフタウンとして知られていますが、そんな町にぽつんと佇む「ちゃらこ屋」は、郷土玩具を愛する人々にとっての小さな聖地。
住宅街の一角にあるそのお店は、外観こそ控えめですが、ひとたび中に入ると、壁や棚に並ぶ色とりどりの張り子や土人形に目を奪われます。

いろいろな動物の張り子や土人形、各地の郷土玩具、ジャンルもサイズもさまざま。

店主さんがひとつひとつ丁寧に説明してくださるので、初心者でも安心して楽しめます。
店主の温かさが伝わる、丁寧な接客と説明

郷土玩具に興味があるものの詳しくは知らなかった私ですが、ちゃらこ屋の店主さんが本当に丁寧で親切で、初めてでもとても居心地の良い時間を過ごせました。

「これはどこの地域のもの」「この技法はこうやって作られていて」など、一つひとつの郷土玩具の背景にある物語や文化を楽しく教えてくれます。
押し付けるような販売ではなく、作品への愛が伝わってくる説明に、聞いているうちにどんどん引き込まれていきました。
ちゃらこ屋は「作る」現場も見られる特別な空間

店内の一角は作業場になっており、実際に制作している様子を見ることもできます。
張り子や土人形の制作過程は、なかなか目にする機会がありませんが、ちゃらこ屋ではその一部を間近に見ることができました。
素朴でありながら、どれも一点ものの表情を持っていて、それぞれの人形が「生きている」ように感じられます。

この作業場の雰囲気がとても良く、郷土玩具がただの飾りやお土産ではなく、人の手と想いによって作られた「文化の継承物」なのだということを改めて実感させられました。
郷土玩具がつなぐ、人と地域の温かさ
ちゃらこ屋を訪れて感じたのは、郷土玩具が単なる「物」ではなく、人と人、地域と文化をつなぐ架け橋になっているということです。
店主さんのやさしさや、玩具に込められた願いや祈りに触れることで、どこか懐かしい気持ちになりました。
張り子や土人形に興味がある方はもちろん、ちょっとした旅の途中でふらっと立ち寄ってみるのもおすすめです。
目の前で丁寧に作られていく人形たちを見れば、きっと心がじんわりと温かくなるはずです。
まとめ
千葉・一宮の「ちゃらこ屋」は、郷土玩具好きにはたまらない、張り子や土人形の魅力が詰まったお店です。
店主の方の人柄の良さや丁寧な説明、作業場の見学など、ただの買い物以上の体験ができます。
郷土玩具を通じて日本各地の文化に触れたい人、手仕事の温かさを感じたい人には、心からおすすめできるスポットです。
千葉に訪れる機会があれば、ぜひ一宮の「ちゃらこ屋」へ足を運んでみてください。

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