体験記

【五色沼初心者ガイド】行き方・駐車場・バスの乗り方までわかりやすく紹介!

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「五色沼って名前はよく聞くけど、どこにあるの?」
「車で行くべき?それともバス?」
「トレッキングって初心者でも大丈夫?」

そんな疑問を抱えていませんか?私自身、家族で五色沼を訪れたとき、情報が分かりづらくて出発前から少し不安になったのを覚えています。

とくに「どこに車を停めればいいのか?」「片道バス移動ってどうやるの?」といった細かい情報が見つけにくく、初心者にはハードルが高く感じる部分も多々ありました。

この記事を読めば、「行き方が不安でなかなか踏み出せなかった」あなたも、安心して五色沼デビューできるはずです!

五色沼自然探勝路でのトレッキングの際の駐車場について

五色沼自然探勝路をトレッキングする際にまず重要なのが、車をどこに停めるかということです。

五色沼は全長約4kmほどの自然探勝路で、美しい湖沼群を眺めながら散策できる人気の観光コースですが、「片道だけ歩きたい」「帰りに疲れているかもしれない」という方のために、片道をバスで移動してもう片道をトレッキングするスタイルがとてもおすすめです。

三毛猫ママ

2025年のGW真っ只中の土曜日ということもあり、混雑が予想されていて正直少し不安もありました。

連休中は観光客も多く、駐車場やバスの混雑、トレッキング中のすれ違いなども気になるところですよね。

観光プラザ(裏磐梯観光協会)の駐車場を利用する

五色沼探勝路のスタート・ゴール地点のひとつである「毘沙門沼」近くに位置するのが、裏磐梯観光協会が入っている「観光プラザ」の駐車場です。
この駐車場は無料で利用でき、敷地も比較的広いです。

他の方のブログでは「GWや紅葉の時期は10時到着では遅い」といった情報をよく見かけたので、実は私たちも10時を少し過ぎての到着となり、「もう駐車場に停められないかも…」と不安になっていました。
ですが、思っていたほどの混雑はなく、スムーズに車を駐車することができてひと安心でした。

駐車場から五色沼探勝路の入口までは非常に近く、トレッキング後の帰路もラクなのが大きなポイント。

また、ここを拠点にすると、トイレや売店、案内所がすぐそばにあるため、出発前の準備や観光情報の収集もスムーズです。


初めて訪れる方には、五色沼ビジターセンターと観光プラザが隣接しているこのエリアを起点にすることで、不安なくスタートできるでしょう。

熊の出没注意!事前準備を忘れずに

実は、私が五色沼を訪れた際、ちょうど「熊の目撃情報」が出ていた時期でした。
職員さんによると、冬眠明けの熊が活発に動き始める春先や初夏には、遊歩道周辺でも熊の出没が確認されることがあるそうです。
実際、前日と当日にも付近で熊の目撃情報があり、初心者の方にとっては不安に感じるかもしれませんよね。

そこで心強いのが、熊よけの鈴を貸し出してくれるサービスです。
この鈴の音によって、熊に自分の存在を知らせることができ、不意に遭遇するリスクを軽減できるというわけです。

貸出場所

観光プラザ、ビジターセンター、裏磐梯物産展、裏磐梯サイトステーション

熊よけの鈴は1,200円でレンタルし、返却時に1,000円が返金されるシステムです。
つまり、実質のレンタル料は200円いうことになります。

五色沼自然探勝路は自然がそのまま残るエリアなので、こうした野生動物との距離も近い分、最低限の備えは必要です。
初心者の方でも、事前に最新情報を確認し、鈴を装着することで安心して自然を満喫できますよ。

バスの待ち時間に裏磐梯ビジターセンターで自然の魅力に触れよう

バスに乗るまでの待ち時間、ただボーッと時間を潰すのはもったいないですよね。
そんなときにおすすめなのが、観光プラザのすぐ隣にある「裏磐梯ビジターセンター」です。
ここでは五色沼を含む磐梯山周辺の自然や動植物、地形の成り立ちについて学ぶことができ、無料で入場できる施設です。

館内には五色沼の生態系や生き物についてをわかりやすく解説したパネル展示や、磐梯山の噴火によってできた沼の分布図など、自然探勝路を歩く前に知っておきたい情報がぎゅっと詰まっています。

待ち時間を有意義に使いながら、五色沼の自然への理解を深めることができるので、初めて訪れる方にはぜひ立ち寄ってほしい場所です。

ビジターセンターのトイレは和式タイプとなっているため、和式トイレの利用が難しい方や小さなお子さま連れの方には、事前に観光プラザの洋式トイレを利用しておくことをおすすめします

裏磐梯高原駅までのバスの乗り方を確認しておこう

トレッキングを始める前に、車を「観光プラザ」に停めた状態で片道分をバスで移動してから歩いて戻ってくるスタイルは、五色沼初心者にとって非常におすすめの行き方です。

しかし、「バスに乗るのがちょっと不安」「どこで乗ってどこで降りるの?」という声もよく聞きます。

ここでは、五色沼から裏磐梯高原駅までのバスの乗り方を、初心者でもわかりやすいよう丁寧にご案内していきます。

乗車場所は「五色沼入口」バス停

まず、観光プラザやビジターセンターから徒歩1〜2分ほどの位置にあるのが、「五色沼入口」という名前のバス停です。
バス停は道路沿いにあり、案内板もあるので迷うことは少ないでしょう。
ここから出ているのは、会津バスで、裏磐梯高原駅まではおよそ5〜6分の道のりです。

バスは1時間に1本程度と本数は少ないため、観光プラザでバス時刻表をもらうか、事前にWebで時刻を確認しておくことが大切です。

乗車方法と運賃の支払いについて

バスに乗る際は、乗車時に整理券を取り、降車時に運賃箱に料金を入れるスタイルです。
裏磐梯高原駅までのバス料金は、大人が片道約250円、子どもは130円です。

支払い方法は現金のほか、一部のクレジットカードや電子決済にも対応していました。
ただし、利用できる電子決済は限られているため、念のため小銭を用意しておくと安心です。

GWの真ん中ということで混雑を覚悟していましたが、バスは思っていたほど混んでおらず、座って移動することができました
連休中でも時間帯やタイミングによっては、比較的ゆったり乗れる場合もあるようです。

裏磐梯高原駅で下車してトレッキングスタート!

降りたらすぐ目の前にあるのが、五色沼自然探勝路のもう一方の入口で、ここから歩いて毘沙門沼方面へ向かって進んでいくことになります。

裏磐梯高原駅には物産館があり、お土産屋さんなどで賑わっていました。トレッキング前の最後のチェックポイントとして、荷物や服装を整えてからスタートしましょう。

裏磐梯高原駅から五色沼自然探勝路へ出発!

いよいよ、五色沼自然探勝路を歩き始める時間です。
出発地点にも熊の出没に関する注意喚起の看板が設置されていました。

初心者でも歩きやすいコースではありますが、全長約4km、所要時間はおよそ90分前後。
沼ごとに風景の個性が異なり、見応え抜群です。
ここでは、主要な7つの沼を順にご紹介していきます。

柳沼(やなぎぬま)

五色沼自然探勝路の「柳沼」は、柳の木々に囲まれた静かな雰囲気が印象的な沼です。
遊歩道は整備されていて歩きやすく、最初の一歩を踏み出すのにぴったりな場所です。

遊歩道にはあちらこちらに雪が残っており、ところどころ足元が滑りやすくなっている場所も見られました。

また、周囲は木々に囲まれているため日陰が多く、気温も低めに感じます。そのため、脱ぎ着しやすい服装や調節しやすい上着を準備しておくと快適に歩けますよ。

青沼(あおぬま)

名前の通り、透き通るような青色の水が魅力的な「青沼」。
まるで南国の海のような神秘的な青色は、光の加減や季節によっても変化するそうです。

五色沼の中でも特に人気の高い撮影スポットで、フォトジェニックな1枚を撮りたい方にはおすすめです。

るり沼(るりぬま)

青沼からさらに進むと現れるのが「るり沼」。


その名の通り、瑠璃色(るりいろ)に輝く水面が特徴で、天気の良い日には空と山の色が映り込んで、ため息が出るような美しさです。

弁天沼(べんてんぬま)

弁天沼は、小さな展望台があります。
そこから見る弁天沼は、まるで絵画のように美しく、上から見渡す視点ならではの景色を楽しむことができます
特に天気が良い日は、水面に空や木々が映り込んでとても幻想的。

竜沼(たつぬま)

次に現れるのが「竜沼」。
深い森に囲まれた場所にひっそりと佇むこの沼は、神秘的な雰囲気が漂い、まさに“森の奥に眠る沼”といった印象です。

竜沼とみどろ沼の間を歩いていると、鮮やかなフキノトウを見つけました。
まだ茶色い木々や冬の名残が感じられる草の中に、ひときわ目を引く鮮やかな緑が輝いていて、まるで春の訪れを教えてくれているかのようでした。

みどろ沼(みどろぬま)

「みどろ沼」は、五色沼の中でも特に幻想的な色合いを見せてくれる場所です。
エメラルドグリーンにも見える水面は、日光の差し込み方によってまるで魔法のように表情を変えます。

沼の周囲は木々に囲まれ、静寂が漂う中を歩くと、自然との一体感を強く感じられるはずです。

赤沼(あかぬま)

「赤沼」は、名前に赤がついていますが、沼の色は緑です。
沼の水に鉄分が多く、周りの植物が錆びた鉄色のように染まることからこの名前がついたそうです。

他の沼に比べて比較的小さめですが、その分、周囲の木々との距離も近く、紅葉の時期には見事なコントラストが広がります。

毘沙門沼(びしゃもんぬま)〜ラストの絶景スポット

そしていよいよラストのスポット、「毘沙門沼」に到着です。
五色沼の中でも最大の広さを誇り、まさにトレッキングのフィナーレにふさわしい絶景が広がります。

天気が良ければ、沼の向こう側に磐梯山が雄大にそびえ、風のない日はその姿が水面に鏡のように映し出されます。

運が良ければ、手漕ぎボートで遊ぶ人々や、カモたちがゆったりと泳ぐ様子を見ることもできますよ。

ゴールの駐車場(観光プラザ)に到着

ゆっくりと五色沼の自然探勝路を歩き終えると、スタート地点でもある観光プラザに戻ってきます。
お疲れさまでした! ここからは、帰る前の後片付けや返却など、忘れずに済ませておきたいポイントを紹介します。

熊よけの鈴を返却しよう

トレッキング中、安心感をくれた熊よけの鈴。
出発前に借りた方は、貸出場所に立ち寄って返却しましょう。1000円が返却されます。

今回は熊よけの鈴を持っていたおかげで、熊との遭遇はありませんでした。
連休中ということもあり、周囲には人が多く、熊も近づいてこなかったのだと思いますが、道中でふと周りに誰もいなくなった瞬間には少し不安を感じ、そのときは意識して鈴をたくさん鳴らして歩きました。

また、ビジターセンターの方によると、手を叩いたり、声を出すことも熊よけになるそうです。
自然の中を歩く際には、こうした対策を取りながら、無理のないペースで安全に楽しむことが大切ですね。

五色沼自然探勝路の基本情報について

最後に、五色沼自然探勝路を初めて訪れる方向けに、基本的な情報をまとめておきます。

  • 全長:約4km(片道)
  • 所要時間:およそ1.5時間〜2時間(撮影や休憩含む)
  • 高低差:ほとんどなし(初心者でも歩きやすい)
  • 道の状態:整備された砂利道、階段あり、たまにぬかるんだ場所があり
  • 利用時期:春〜秋がおすすめ。冬は積雪が多くクローズの場合あり
  • アクセス:猪苗代ICから車で約30分。公共交通機関は猪苗代駅からバス利用

服装は季節に応じたレイヤリングがおすすめです。
春や秋は朝晩冷え込むことがあるので、ウィンドブレーカーなど軽めのアウターがあると安心。夏でも虫よけ対策を忘れずに!

五色沼に魚はいるの?

探勝路の途中、「五色沼湖沼群には魚はいるのか?」という興味深い看板を見かけました。自然豊かなこのエリアには、たしかに生き物がたくさんいそうなイメージがありますよね。

実は五色沼の中には魚が生息している沼もありますが、すべての沼に魚がいるわけではありません。
特に「るり沼」では、火山活動の影響で硫化水素が多量に溶け込んでおり、強い酸性の水質になっているため、魚類の生息は確認されていないそうです。

このように、同じ五色沼でもそれぞれ水質や環境が異なり、それが「多彩な色」や「生態系の違い」にも表れているんですね。

自然の不思議に触れることができるのも、五色沼探勝路の大きな魅力のひとつだと感じました。

まとめ:初心者でも安心!自然とふれあう五色沼の旅へ

五色沼は、初心者にとってもアクセスしやすく、自然の魅力をしっかり感じられる絶好のトレッキングコースです。
行き方や駐車場、バスの乗り方まで事前に知っておけば、当日は安心して歩くことができます。

私自身、事前に情報を調べつつ、現地でのスタッフのアドバイスを受けて行動したことで、家族全員が安全かつ楽しい時間を過ごせました。

もしこの記事を読んで「行ってみたいな」と感じていただけたら、まずは次の休みに計画を立ててみてください。
自然の中でリフレッシュできる時間が、きっとあなたやご家族にとって素敵な思い出になるはずです。

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